中3英語 文法 現在完了 完了・結果

LINEで送る


現在完了の完了・結果

ここでは現在完了の完了結果用法の解説をしていきます。
継続用法は現在完了の継続用法を参考にしてください。
経験用法は現在完了の経験用法を参考にしてください。

 

<現在完了の完了・結果>
形 :have(has) + 過去分詞
意味:〜してしまった、〜したところだ

 

<よく使われる単語>
just        (ちょうど)
already      (肯定文:すでに)
yet         (否定文:まだ, 疑問文:もう)
have gone to 〜 (〜にいってしまった<だから今はここにいない>)

 

(否定文)
have  not + 過去分詞
(has)

 

(疑問文)
Have(Has) 主語 + 過去分詞

 

(答え方)
have(has)を使って答える。
No, not yet.(いいえまだです)という答え方もある。

 

今回は現在完了の最後の用法、「完了・結果用法」の解説をしていきます。
現在完了の完了用法となんかまどろっこしいですが、難しく考えることはありません。

 

上で示した基本的な訳し方と意味をおさえておいて、あとはいくつかの例文を見て確認・演習をすればここまでついてきている人には問題ないと思います。では説明をしていきましょう。

現在完了の完了・結果用法の基本

<現在完了の完了・結果用法の基本>

 

まずは形ですが、これは今までと変わりません
つまり、

 

「have(has) + 過去分詞」

 

という形です。
現在完了といったらこの形は全て共通ですからここはもう問題ないですね。

 

次に訳し方です。
日本語にした時には次のように訳します。

 

「〜してしまった」
「〜したところだ」

 

何かやり続けていたことが「完了した」ということを表すような言い方になります。
あとはこの用法でよく使われる単語や表現ですが、次のようなものがあります。

 

 

「just」        (ちょうど)
「already」肯定文  (すでに、もう)
「yet」   否定文  (まだ)
       疑問文  (もう)

 

このうち「just」と「already」は過去分詞の前に入れて使います。
例文をみてください。

 

例1)
「I have just come home.」
(私はちょうど帰宅したところです)

 

例2)
「He has already finished his homework.」
(彼はすでに宿題を終えてしまいました)

 

これらの例文をみてもらうと分かるように「just」や「already」はそれぞれ過去分詞「come」や「finished」の前に入っていますよね。これらの単語はこのように“過去分詞の前”に入れて使います。

 

それに対して「yet」は文末につけます。次のようになります。

 

例3)
「Has he finished his homework yet?」
(彼はもう宿題を終わらせてしまいましたか)

 

例4)
「He hasn't finished his homework yet.」
(彼はまだ宿題を終わらせていません)

 

このように「yet」は文末につけて使います。

already と yetの使い分け

<already と yetの使い分け>

 

ところで「already」と「yet」は使い分けが必要になります。

 

「already」 → 肯定文で使う。
「yet」    → 否定文(まだ)、疑問文(もう)

 

細かいニュアンスの違いで「already」を疑問文に使うこともあります。しかしここでは基本的な中学英語ということで話を簡単にするために便宜上このようにわり切って説明していきます。

 

詳しく知りたい方は辞書で調べるか参考書で調べてみてください。

have gone to 〜と have been to 〜

<have gone to 〜と have been to 〜>

 

最後に「have gone to 〜」と「have been to 〜」の違いを確認しておきましょう。

 

「have(has) been to 〜」
(〜にいったことがある)

 

例文)
 「I have been to France before.」
 (私は以前にフランスに行ったことがあります

 

この「have been to 〜」は「〜に行ったことがある」という意味で、“以前にそこに行ったことがある”という意味ですから、今はもう戻ってきているということになります。

 

それに対して次の文はどうでしょう。

 

「have(has) gone to 〜」
(〜に行ってしまった<だから今はここにいない>)

 

例文)
 「He has gone to France.」
 (彼はフランスに行ってしまった<だから今はここにいない>)

 

この場合ここに登場の彼は現在フランスにいることになります。ですから当然会話をしている場所にはいません。こう考えると次のような文はおかしいですね。

 

例文)
 「I have gone to France.」
 (私はフランスに行ってしまいました<だから今はここにいません>)

 

「私はフランスに行ってしまいました」と言っているあなたが何でここにいるの?ということになってしまいますからおかしいですよね。

 

ではこれはどうでしょう?

 

例文)
 「I have gone to heaven.」
 (私は天国に行ってしまいました)

 

これだと死んでお化けになって話していることになりますね(笑)
このように、この「have gone to」という言い方のときは

 

“〜へ行ってしまった(だから今ここにいない)”

 

ということを意識してください。
以上で現在完了の「完了・結果用法」の説明を終わりにします。
この後は現在完了の「完了・結果の練習問題」で内容を確認してみてください。




LINEで送る