練習問題 形式主語を使う不定詞(It for to) part2
このページは不定詞(It for to) part1の続きになります。
次の日本文をItを使った文と使わない文の2種類の英語にして答えなさい。
(1) 海で泳ぐことはケイコにとって難しくはありません。
(2) 老人に親切にすることは大切です。
解答・解説(1)
(1) 海で泳ぐことはケイコにとって難しくはありません。
この問題は英作文になっていますが不定詞(It for to) part1で練習したことを考えれば難しくありません。
ここでは最初に「To 〜」で始まる文を作ってその後に1番で練習したように「It」で書きかえるという順番でといていきましょう。次のように考えます。
「海で泳ぐことは / ケイコにとって / 難しくはありません」
↓ 英語の語順に並べかえると
「海で泳ぐことは / 難しくありません / ケイコにとって」
↓ 英語に直すと
「To swim in the sea / is not difficult / for Keiko.」
まずはここまで文ができました。
次にこの文を「It」を使って書きかえると、
↓
「It is not difficult / for Keiko / to swim in the sea.」
となります。
※否定文ということに注意。
※「It is not」は「It's not」や「It isn't」はもちろんOK。
※「海で」は「in the sea」
正解)
「海で泳ぐことはケイコにとって難しくはありません」
「To swim in the sea is not difficult for Keiko.」
=「It is not difficult for Keiko to swim in the sea.」
解答・解説(2)
(2) 老人に親切にすることは大切です。
次の問題です。
この日本文を見て一つ気づいたことはありませんか?
そうです、「〜にとって」という表現が入っていませんね。誰にでも当てはまることの場合「〜にとって」を特に言わないことがあります。
ここでも「老人に親切にすることは大切」というのは、一部の人にだけ当てはまることではないので、入れていないのです。
そうなると英語では「for + 人」が入らないということになります。あとは(1)と同じように考えていきましょう。
「老人に親切にすることは / 大切です」
↓ このままの順で英語にする。
「To be kind to old people / is important.」
これで一つの言い方は完成です。
次は「It」を使った文に書きかえます。
↓
「It is important / to be kind to old people.」
※「〜に親切」 → 「be kind to 〜」
※「老人」 → 「old people」
正解)
「老人に親切にすることは大切です」
「To be kind to old people is important.」
=「It is important to be kind to old people.」
このように英作文といっても「大きなカタマリ」を意識することと、そのカタマリが「どんな順番に並ぶのかを押さえる」ことさえできれば簡単です。