関係代名詞を使って2文を1文につなぐ ポイントまとめ
関係代名詞 2文を1文につなぐ part1
関係代名詞 2文を1文につなぐ part2
で説明したことを頭に入れてここでは関係代名詞を使って2つの文を1つにする実践練習をしていきます。
ポイントは次のような内容でしたが、覚えていますか?
<関係代名詞を使って2文を1文にする方法>
1.2つの文の共通な単語に線をひく。
(このとき片方は代名詞になる)
2.線をひいた代名詞から使う関係代名詞を考える。
もう一つの単語は先行詞になる。
3.先行詞まで書く。
4.3の後ろに関係代名詞を書いて、その後ろに代名詞以外の部分を続ける。
<関係代名詞の種類>
先行詞 主格(〜は) 所有格(〜の) 目的格(〜を,に)
人 who whose whom
人以外 which whose which
両方 that × that
関係代名詞を使って2文を1文につなぐ練習問題
それでは次の問題をみていきましょう。
次の2つの文を関係代名詞を使って1つの文にしなさい。
1. I know the girl.
You met her yesterday.
2. That is the boy.
He is going to go to America next month.
解答・解説(1)
それでは問題を解いていきます。
前回のポイントを確認して、それに沿って考えていきましょう。
1. I know the girl.
You met her yesterday.
最初に考えることは何だったでしょうか?
1.2つの文の共通な単語に線をひく。
(このとき片方は代名詞になる)
まずは共通部分に線をひくということでした。
この問題の場合、
「私はその少女を知っています」 の 「少女」と
「あなたは昨日彼女に会いました」 の 「彼女」
が同じ人を表していることが分かりますね。英文では、
「I know the girl.」 の 「the girl」
「You met her yesterday.」 の 「her」
になります。
まずはこの2つの単語に線をひきます。
2.線をひいた代名詞から使う関係代名詞を考える。
もう一つの単語は先行詞になる。
次に線をひいた代名詞から使う関係代名詞を考えるのですが、この問題では「her」というのが代名詞でしたね。
この「her」は「彼女に」という意味の「her」でした。「〜を、に」という意味は「目的格」といいましたね。
さらにこの問題での先行詞は「the girl」で「人」になります。下の表から考えると使う関係代名詞は「whom」となります。
<関係代名詞の種類>
先行詞 主格(〜は) 所有格(〜の) 目的格(〜を,に)
人 who whose whom
人以外 which whose which
両方 that × that
「her」 → 「彼女に」 → 「目的格」 → 「先行詞は人」 → 「whom」
ただし、最近では目的格の「whom」は「who」でもOKとしている場合が多くなってきました。
これは実際の会話でそのように使われているから、それを反映してということですが、この判断はテストではまだ100%とは言い切れません。みなさんは担当の英語の先生に確認をして判断してくださいね。
とりあえずここでは「whom」としておきます。
あっ、それと「that」ですがこれは以前にも話しましたが、whose以外の部分に使うことができる関係代名詞です。
しかし最初はまだこれを使わないで下さい。
なぜかというと、thatばかり使っているとそれ以外の関係代名詞が使いこなせなくなるからです。
問題によっては「that以外の関係代名詞で」という条件がつく場合がよくありますので。
ここまでで使う関係代名詞は「whom」または「who」とわかりました。
3.先行詞まで書く。
次は先行詞まで書くということですね。
ここでは「the girl」が先行詞ですから「I know the girl」までを書きます。
「I know the girl」
4.3の後ろに関係代名詞を書いて、その後ろに代名詞以外の部分を続ける。
さて、最後の仕上げです。
3番で書いた「I know the girl」の後ろに選んだ関係代名詞の「whom」を書きます。
そしてその後ろに、もう一つの文から代名詞をとり除いた「You met yeaterday」をつなげます。すると、
「I know the girl whom you met yesterday.」
という文ができあがり完成です。
意味は「私はあなたが昨日会った少女を知っています」
となります。
正解)
「I know the girl whom you met yesterday.」
(私はあなたが昨日会った少女を知っています)
1番の問題をときながら前回説明したことを思い出しましたか?
それでは次の問題はもう少しテキパキとすすめていきますね。
解答・解説(2)
2.That is the boy.
He is going to go to America next month.
さてこの問題ですが、それぞれの文の意味は次のようになります。
「That is the boy.」 → 「あちらはその少年です」
「He is going to go to America next month.」」 → 「彼は来月アメリカに行くつもりです」
1.2つの文の共通な単語に線をひく。
(このとき片方は代名詞になる)
共通の部分はそれぞれ
「the boy」 ←先行詞になる。
「He」 ←代名詞
2.線をひいた代名詞から使う関係代名詞を考える。
もう一つの単語は先行詞になる。
先行詞は「人」で、「He」 → 「彼は」 → 「主格」 → 「who」
となり使う関係代名詞は「who」と分かります。
3.先行詞まで書く。
次は先行詞の部分まで書きます。
先行詞は「the boy」で、先行詞まで書くので次のようになります。
「This is the boy」
4.3の後ろに関係代名詞を書いて、その後ろに代名詞以外の部分を続ける。
最後は上で書いた後ろに関係代名詞の「who」を入れて、
もう一つの文から代名詞の「He」を除いた「is going to go to America next month.」をつなげれば完成です。
「This is the boy who is going to go to America next month.」
(こちらは来月アメリカへ行く予定の少年です)
正解)
「This is the boy who is going to go to America next month.」
(こちらは来月アメリカへ行く予定の少年です)