1学期の総復習 part2
ここの問題は1学期の総復習 part1の続きです。
次の受動態の文を能動態に直しその意味も答えなさい。
1.The book was written by a famous writer.
2.The store is opened at eight every day.
3.Many stars are seen at night.
解答・解説(1)
1.The book was written by a famous writer.
この文は「その本は有名な作家によって書かれました」となっているので受動態です。
能動態から受動態に書きかえることに慣れると逆にすることに最初は戸惑ったりするかもしれませんが、これも練習でできるようになります。要は慣れです。
基本的な考え方は次のとおりです。
- 「by 〜」の部分を能動態の主語にする。
- 受動態で主語だった語を能動態の目的語にする
という結局は能動態から受動態にしたときの逆の作業をしてあげるだけです。
この文は過去形になっているので、作る能動態の文も過去形にすることを忘れないようにしてください。
正解)
「A famous writer wrote the book.」
(有名な作家がその本を書きました)
解答・解説(2)
2.The store is opened at eight every day.
この文は「そのお店は毎日8時に開けられます」となるので受動態の文です。
ですからここでも受動態の文を能動態にしてあげるのですが、ここで一つ大切なことがあります。
それは上の問題で能動態にする時は「by 〜」を受動態の主語にするといったのにその肝心な「by 〜」がないことです。
「そうなると受動態の主語はいらないってこと?」
いやいやそんなことはありません。これはこのように考えてください。
以前「by them」を省略するというお話をしました。それは能動態の文で使われている「they」はいわなくてもわかるので省略するからということが理由でした。この文の場合もそれが起こっているのです。
「そのお店は毎日8時に開けられます」と言っていますが、誰が開けるのですか?
まさか通りがかりの赤の他人が「あっ!8時だ開けなきゃ」といってお店を開けるわけではありません。
そうですね、当然お店を開けるのは“お店の人”です。このように言わなくても想像がつくのでここでも「by 〜」は省略されているのです。
ではその省略されている言葉は何でしょう?
それはここでも「by them」(themはお店の人)と考えてもらえればOKです。
そこまでが分かればあとは1番の問題と同じように考えていけば解けます。
正解)
「They open the store at eight every day.」
(彼らは毎日8時にそのお店を開けます)
解答・解説(3)
3.Many stars are seen at night.
次の問題です。
この文は「多くの星は夜に見られます」となっている受動態の文です。
「あっ、この問題もby がない」
おっ! 鋭いですね。そこに気づきましたか。
「な〜んだ、どうせこの問題もby themが省略されているんでしょう」
いやいや今度はそんなに単純ではありませんよ。
2番の問題では「お店の人」を指していました。ではこの問題の場合誰を指すことになるでしょうか?
星を夜に見ることができるのは誰ですか?
そう、特別な人ではなくごく一般的な人みんなが入りますね、そうなるとここでは“自分も入る”ことになります。
このような場合は省略されている語は「by us」や「by people」と考えます。
この問題の場合は「自分も入る」というところがポイントになります。
正解)
「We(People) see many stars at night.」
(私達(人々)は夜に多くの星を見ます)