中学英語 高校入試対策の練習問題 可算名詞と不可算名詞 part1
次の日本文にあう英文になるようにカッコ内に適語を入れて文を完成させなさい。
1. ここに少しのりんごがあります。
Here's ( )( ) apples.
2. コップの中に水が少しあります。
There's ( )( ) water in the glass.
3. 彼はたくさんの車を持っています。
He has ( ) cars.
解答・解説(1)
さて、今回から高校入試問題として色々な問題をといてポイントを説明していきます。
ここでは「数えられる名詞(可算名詞)」と「数えられない名詞(不加算名詞)」についてです。では問題を見ていきましょう。
1. ここに少しのりんごがあります。
Here's ( )( ) apples.
最初の問題です。
これは「少しの」という意味の語が問題になっています。ここでは後ろに「りんご」と書いてありますから「数えられる物」が少しということになります。
数えられるものが少しという場合には次の語を使います。
<数えられるものが少しという場合>
「少し(2・3の)」 → 「a few」
これは「2・3の」といわれると分かるけど、「少しの」といわれると分からないという人が多いです。
たしかにあまりいわない言い方ですが「2・3の」=「少し」と考えて後ろに「数えられる名詞」が来ているときにはこの「a few」を使うことになるので覚えておきましょう。
これを使いますので正解は次のようになります。
正解)
「Here's ( a )( few ) apples.」
(ここに少しのりんごがあります)
解答・解説(2)
2. コップの中に水が少しあります。
There's ( )( ) water in the glass.
はい、それではこの問題はどうでしょうか?
ここでも「少し」となっていますが、ここでは後ろに「water」という語がきています。
この「water」は「数えられない名詞」になります。
水などの「液体」、その他、粉末状の「砂糖」「塩」「小麦粉」なども数えられない名詞になります。
水などの「液体」、砂糖・塩・小麦粉などの「粉末」などの決まった量や大きさのないものは「数えられない名詞」
これらの数えられない名詞が「少し」というときには「a little」という言い方をします。
1番の「a few」は数えられる名詞の場合で、この「a little」は数えられない名詞の場合に使われます。
ちなみに「a few」や「a little」はどちらも「少しの」という意味で、「少しはある」ということを表しましたが、「a」が無くなると次のような意味になります。
・「few」 → 「(数えられる名詞で)ほとんど〜ない」
例)「There are few people in the park.」
(公園にはほとんど人がいません)
・「little」 → 「(数えられない名詞で)ほとんど〜ない」
例)「There is little water in the glass.」
(コップにはほとんど水がありません)
どちらも「ほとんど〜ない」という意味になります。「a」がなくなると、これだけで否定の意味に変わってしまいます。
あっ、それから数えられない名詞の場合には「単数扱い」になりますので、そこも注意してください。
上の例文で「There is little ・・・・」のように「is」を使っていますね。これは「water」が数えられない名詞なので単数扱いになるためです。
正解)
「There's ( a )( little ) water in the glass.」
(コップの中に水が少しあります)
解答・解説(3)
3. 彼はたくさんの車を持っています。
He has ( ) cars.
今度の問題では「たくさんの」という語が問題になっています。
ここでは後ろに「cars」という語がきています。
「cars」と「s」がついていることからも分かるように、車という語は「数えられる名詞」です。
数えられる名詞が「たくさん」というときには「many」を使います。
正解)
「He has ( many ) cars.」
(彼はたくさんの車を持っています)