中3英語 高校入試対策の練習問題 前置詞を含む表現 part2

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中学英語 高校入試対策の練習問題 前置詞を含む表現 part2

ここのページは高校入試の練習問題 前置詞を含む表現 part1の続きです。

 

次の日本語の意味にあう英文となるようにカッコ内に適語を入れて文を完成させなさい。

 

1. Tom has just arrived (   ) Tokyo station.
 (トムはちょうど東京駅に着いたところです)

 

2. Tom has just arrived (   ) Japan.
 (トムはちょうど日本に到着したところです)

 

3. There is a fly (   ) the ceiling.
 (天井にハエが一匹います)

解答・解説(1)

1. Tom has just arrived (   ) Tokyo station.
 (トムはちょうど東京駅に着いたところです)

 

さて、この問題を見てみましょう。
この問題は「〜に到着する」という言い方になります。

 

この連語はある意味基本的な問題ですからみなさん見たことがあるでしょう。というよりも知らないとまずいです。

 

「arrive at 〜」 → 「〜に到着する」

 

ですからここでの答えは「at」となります。

 

正解)
「Tom has just arrived ( at ) Tokyo station.」
(トムはちょうど東京駅に着いたところです)

解答・解説(2)

2. Tom has just arrived (   ) Japan.
 (トムはちょうど日本に到着したところです)

 

あれ!また同じような問題が出てきましたね。といってもわざと似たような問題を出しているのですが・・・^^;

 

今度の問題でも「〜に到着する」となっていますが今度も答えが「at」になるのかというとそうではありません。

 

前回の高校入試対策の練習問題の(4)で時間を表す「at」「on」「in」の使い分けの話をしましたね。あそこでは時間を表すときの使い方として話しました。

 

1.「atを使う場合」
「○時に」「○時△分に」のように1時間、2時間という程度の長さのとき。

 

2.「onを使う場合」
「曜日」や「日付」のように1日程度の長さのとき。

 

3.「inを使う場合」
「月」「年」のように1日よりも長い時間のとき。

 

上でお話したのは「時間」についての前置詞の使い方でしたが、「場所」についても「at」と「in」では似たような使い分けができます。

 

どういうことかというと、時間を表す「at」と「in」では、

 

<時間を表す「at」と「in」の使い分け>
「at」 → 「短い時間の場合」
「in」 → 「長い時間(月や年など)の場合」

 

のように“時間の長さ”で使い分けをしましたね。この感覚が「at」と「in」を場所を表すときにも使えます。

 

<場所を表す「at」と「in」の使い分け>
「at」 → 「狭い場所の場合」
「in」 → 「広い場所の場合」

 

と考えて使い分けます。
ここでは「東京駅に到着する」ということです。

 

「東京駅って言ったら十分広いじゃないか!」

 

と言わないでください。確かに上で言う「狭い」「広い」というのは判断があいまいで分かりずらいでしょう。

 

「東京駅は広いでしょう!」といっても例えば「横浜市」とどちらが大きいかといったら、当然「横浜市」となりますね。おおむね次のように考えてもらえれば大丈夫です。

 

 

「家や駅などの建物」 → 見渡せる → 狭い → 「at」
「市、県、国など」   → 見渡せない → 広い → 「in」

 

ということで、ごちゃごちゃと話しましたが、ここでは日本に到着したという場合には「in」を使うということになります。

 

正解)
「Tom has just arrived ( in ) Japan.」
(トムはちょうど日本に到着したところです)

解答・解説(3)

3. There is a fly (   ) the ceiling.
 (天井にハエが一匹います)

 

最後の問題です。
最後は「天井に」というときの「〜に」という前置詞の問題です。

 

「『天井に』なんて聞いたこともない」

 

と思うでしょうが、ここでは日本語で意味も書いてあるので、ceilingというのが天井だということは分かるはずです。

 

問題はここの前置詞をどう考えるかなのですが、答えを最初に言ってしまうと「on」になります。

 

場所を表すときに使う「on」というのは「くっつきのon」といってどこかに接しているときに使います。

 

「on」 → 「〜の上に」

 

このようにしか覚えていないと「on the ceiling」は「天井の上に」なんて考えて天井裏のこと?なんて考えてしまうかもしれません。

 

今は「ハエが天井にいます」となっているので、ハエが天井と接していますよね。ですから「くっつきのon」を使うのです。

 

みなさんは

 

「on the wall」 → 「壁に」

 

という言い方を聞いたことがありませんか?

 

「There is a map on the wall.」
壁に地図があります)

 

これも壁と地図が接しているから「on」を使っているのです。もちろん

 

「There is a pen on the desk.」
(机の上にペンがあります)

 

というようにこの例文の場合であれば「上に」と訳すのが正しいです。ですが、これも考えてみれば、なんで「on」を使っているかというと机とペンが接しているからなのです。

 

このように場所を表すときの「on」は「くっつきのon」と覚えておくと便利ですよ。

 

正解)
「There is a fly ( on ) the ceiling.」
天井にハエが一匹います)




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