関係代名詞とは
はい、それではここから新しく「関係代名詞」の勉強を始めていきます。
この関係代名詞というのは中学英語を勉強していく中でとっ大切なところです。また実際に会話でもよく使われます。
もちろん中間・期末テストや高校入試でもバリバリに出されるところですので、とても大切ですよ。それでは早速説明をしていきましょう。
関係代名詞の働き
関係代名詞というのは次のような働きをします。
<関係代名詞の働き>
1.接続詞の働き
2.代名詞の働き
この2つの働きをします。
このあと実際の例文を示しながら見ていきますが、最初にざっと解説するとこうなります。
1番目の「接続詞の働き」というのは「接続」、つまり“くっつける”働きです。2つの文があったら、その2つの文を1つにつなぐ働きをします。
2番目の「代名詞の働き」というのは「代名詞」、つまり“he”や“she”、“they”などのことですが、この代名詞の働きも関係代名詞がやってくれるということになります。
説明が漠然としているので、それでは実際に関係代名詞を含んだ文を見てみましょう。
関係代名詞を含んだ文
まずは次の2つの文をみてください。
「I have a friend.」 (私は友達がいます)
「He is a teacher.」 (彼は先生です)
この2つの文をこれまでの知識を使って1つにすると次のようにして作ることができるでしょう。
「I have a friend and he is a teacher.」
(私は友達がいます、そして彼は先生です)
このようにして2つの文を1つにすることはできますね。
ここでは2つの文をつなぐために「and」という接続詞を使いました。
あっ、この文はまだ関係代名詞を使っていないですよ!
では次にこれと同じ意味になりますが、関係代名詞を使った文を見て下さい。
「I have a friend who is a teacher.」
この中で使われている「who」が関係代名詞です。「who」というのは「だれ」という“疑問詞”ではないのか?
このように思う人がほとんどでしょう。
たしかに「who」には「だれ」という意味の疑問詞としての働きがあります。
しかしそれとは別にこれから勉強していく関係代名詞としての働きもあるのです。
まぁそれに関しては「そういうものなんだ」と思って受け入れてください。^^
問題はこの「who」という関係代名詞がどんな役割をしているのかということです。
この文をもう一度みてください。
「I have a friend who is a teacher.」
この文にある関係代名詞の「who」が元々2つだった文を1つにつなぎました。
つまり1番目の「接続詞」の役割をしています。
次に注意して確認してもらいたいのですが、初めにあった「he」という代名詞が無くなっていませんか?これは書き忘れたのではなく、実際に「he」は消えてしまいます。
これがは上で説明した2番目の「代名詞の働き」ということになります。
「I have a friend and he is a teacher.」
「I have a friend who is a teacher.」
こうやって比べるともっと分かりますか?
よく分からない?
ではこれなら違いが分かりますか。
「I have a friend and he is a teacher.」
(who)
↓
「I have a friend whois a teacher.」
(私は先生をしている友達がいます)
以上が関係代名詞が「接続詞」と「代名詞」の働きをしているということの解説になります。
続けて関係代名詞の文の訳し方で関係代名詞を含んだ文を訳してみましょう。