中学英語 高校入試対策の練習問題 前置詞を含む表現 part4
ここのページは高校入試対策の練習問題 前置詞を含む表現 part3の続きです。
次の日本語の意味にあう英文となるようにカッコ内に適語を入れて文を完成させなさい。
1. You must finish your homework ( ) tomorrow morning.
(あなたは明日の朝までに宿題を終わらせなければならない)
2. Though she waited ( ) late at night, you didn't come.
(彼女は夜遅くまでずっと待っていたけど、あなたは来なかった)
3. He went out ( ) saying goodbye.
(彼はさよならを言わないで出て行った)
解答・解説(1)
1. You must finish your homework ( ) tomorrow morning.
(あなたは明日の朝までに宿題を終わらせなければならない)
この問題は次のようになります。
「You must finish your homework」 → 「あなたは宿題を終わらせなければならない」
「tomorrow morning」 → 「明日の朝」
このことから「朝までに」の「までに」の部分を英語にすると分かります、「〜までに」という語は「by」です。
「来週までにレポートを提出」なんていう場合の「までに」と同じですが、これは「till (until)」という「〜までずっと」と間違え
やすいですから気を付けましょう。
「by」 → 「〜までに」
(期限をあらわしている)
「till (until)」 → 「〜までずっと」
(そのときまでずっとという継続をあらわしている)
どちらも「まで」という語がつきますが、「期限」を表しているのか、そのときまで続いている「継続」を表しているのかで使い分けないといけません。
正解)
「You must finish your homework ( by ) tomorrow morning.」
(あなたは明日の朝までに宿題を終わらせなければならない)
解答・解説(2)
2. Though she waited ( ) late at night, you didn't come.
(彼女は夜遅くまでずっと待っていたけど、あなたは来なかった)
この文は従属接続詞でつながっている文ですから大きく2つに分けられます。
「Though she waited ( ) late at night」 → 「彼女は夜遅くまでずっと待っていた」
「you didn't come」 → 「あなたは来なかった」
このようになります。ですから上のカッコの部分には「〜までずっと」という意味の語が入ると分かりますね。これは上の問題で話した「till (until)」です。
「till」と「until」はどちらを使っても同じ意味です。「till」の方が会話でよく使われるようで、テストでも書くときにはこちらを書いておけばよいでしょう。
ちなみに「late at night」というのは「夜遅く」という意味です。
正解)
「Though she waited ( till ) late at night, you didn't come.」
(彼女は夜遅くまでずっと待っていたけど、あなたは来なかった)
解答・解説(3)
3. He went out ( ) saying goodbye.
(彼はさよならを言わないで出て行った)
はい、次の問題です。
この問題はよく目にするものですが、問題として出されると結構できないものです。
「He went out」 → 「彼は出て行った」
「( ) saying goodbye」 → 「さよならを言わないで」
となるのでカッコには「〜しないで」という意味の語が入ることが分かります。もっと言えばここには「〜なしに」という意味の前置詞が入ります。
覚えていますか?
前置詞の後ろには動詞を入れられないので「動名詞(ing)」にしてあげないといけなかったことを。
そのために「saying」となっているのです。「〜なしに」という前置詞は「without」です。
「with」が「〜といっしょに」という意味の前置詞で、そのwithの後ろに「out」がついて逆の意味になっている。
「with (〜といっしょに)」 → 逆の意味だから「〜といっしょじゃない」 → 「without (〜なしに)」
となります。
この前置詞は大切ですから必ず覚えておきましょう。
正解)
「He went out ( without ) saying goodbye.」
(彼はさよならを言わないで出て行った)