関係代名詞の練習問題 関係代名詞を入れる問題 part3
前回の関係代名詞を入れる問題 part2に続いて関係代名詞を入れる問題をしていきますが、今回は特に「whose」と「目的格」の違いを練習していきます。
最初説明された時には分かった気になるのですが、問題を解くとこの2つは結構間違えてしまいます。使い分けができるように頑張りましょう。
次のカッコに適切な関係代名詞を入れて文を完成させなさい。
1. Tomoko is a kind girl ( ) everyone likes.
2. I met a girl ( ) hair was very short.
解答・解説(1)
それでは問題を解いていきましょう。
前回にも同じようにカッコに関係代名詞を入れる問題をやっていますからある程度は覚えていますよね。
<関係代名詞の格>
関係代名詞の後ろがどのパターンになっているか?
1.「(助)動詞」 →「主格」
2.「名詞」 →「所有格」
3.「主語+動詞」 →「目的格」
この内容を今回も練習していくのですが、特に2番と3番、つまり所有格と目的格の使い分けについて今回は詳しく解説していきます。
後ろに「名詞」がくれば「所有格」
後ろに「主語+動詞」がくれば「目的格」
このようになっていますが、実際に問題をといていくと見分けがつかなくて間違えることがよくあります。そのような時にどうすれば間違えずに正解にたどり着けるようになるのか、そこのところを説明していきます。
それでは始めていきましょう。
1. Tomoko is a kind girl ( ) everyone likes.
はい、まずは最初の問題です。
この問題では関係代名詞の入るカッコの後ろに「everyone likes」となっています。
つまりこれは「主語+動詞」になっているということですね。ということは「目的格」です。これはすぐに分かりますよね。
そして次に先行詞を確認すると「a kind girl」ですから「人」です。
先行詞が「人」で、「目的格」ですから使う関係代名詞は「whom」です。
ところで、この「whom」は会話では「who」が使われていることから最近では学校でも「whom」または「who」でもOKというところが多くなってきています。
ですからここでも正解を「whom」と「who」の両方とします。
あっ、言い忘れていました。
今回も関係代名詞の「that」はとりあえず使いません。
前回もお話しましたが、「that」は「whose」以外のところには使える便利な関係代名詞ですが、最初からそればっかり使っているとそのほかを使い分けられなくなるので、ここでも封印します^^
正解)
「Tomoko is a kind girl whom (who) everyone likes.」
(トモコはみんなが好きな親切な少女です)
解答・解説(2)
2. I met a girl ( ) hair was very short.
次の問題をみてください。今度も確認をしていくと関係代名詞の後ろには「hair」(髪の毛)がきています。
これは「名詞」ですから「所有格」となります。
そして先行詞をみてみると「a girl」となっていますから「人」ですが、所有格の場合は先行詞に関係なく「whose」ですからここでは「whose」を使うことになります。
と簡単に言いましたが、みなさん何か疑問を持ちませんでしたか?
思わなかった?
では質問しますが、「hair was」で「主語+動詞」と考えることもできませんか?
ここが最初は分かったようで、問題を解いていくうちに「あれ?」となってまた分からなくなってしまうところです。
ねっ、この質問に答えられますか?
このあとにも同じような問題が出てきます。とりあえずここでは
「hair」は「名詞」
↓
「名詞」が後ろにきているから「所有格」
↓
「所有格」だから「whose」
ということにしてもう少し進めていきましょう。
正解)
「I met a girl whose hair was very short.」
(私は髪の毛がとても短い女の子を見ました)
次の関係代名詞を入れる問題 part4で「whose」についてもっと詳しく説明していきます。