中学英語 高校入試対策の練習問題 前置詞と接続詞 part2
次の日本語の意味にあう英文となるようにカッコ内に適語を入れて文を完成させなさい。
1. I usually take a rest ( ) noon ( ) one o'clock.
(私はふつうお昼と1時の間に休憩をとります)
2. It hasn't rained ( ) two months.
(2か月間雨が降っていません)
3.They will have a trip three times ( ) their holiday.
(彼らは休暇中に3回旅行をするつもりです)
4. He's going to master English ( ) a year.
(彼は1年で英語をマスターするつもりです)
解答・解説(1)
それでは問題を解説していきましょう。
1. I usually take a rest ( ) noon ( ) one o'clock.
(私はふつうお昼と1時の間に休憩をとります)
この問題を分解して考えていきます。
「I usually take a rest」 → 「私はふつう休憩をとります」
「noon」 → 「お昼」
「one o'clock」 → 「1時」
こう考えると、カッコの中には「お昼と1時の間に」の「間」という意味の語が抜けていることがわかります。
「AとBの間」 → 「between A and B」
何かと何かの間にというときにはこの言い方を使います。
これはこの問題のように「時間」に関するときにも使いますが、物と物の間というような「場所」に関するときにも使います。
正解)
「I usually take a rest ( between ) noon ( and ) one o'clock.」
(私はふつうお昼と1時の間に休憩をとります)
解答・解説(2)
2. It hasn't rained ( ) two months.
(2か月間雨が降っていません)
さてこの問題はどうでしょうか、同じように分解していきます。
「It haxn't rained」 → 「雨が降っていません」
「two months」 → 「2か月」
ここで「two months」をあえて「2か月」と訳していますが、抜けているのはここでも「間」という意味の単語です。
1番では「AとBの間」という意味で使う時のbetweenの話をしましたが、ここで使うのは不特定の期間をあらわすときの“間”です。
しかも後ろには「two」という“数字”がきていますね。このようなときには「for」を使います。
「for two years」 → 「2年間」
「for a week」 → 「1週間」
などのように使います。
正解)
「It hasn't rained ( for ) two months.」
(2か月間雨が降っていません)
解答・解説(3)
3.They will have a trip three times ( ) their holiday.
(彼らは休暇中に3回旅行をするつもりです)
この問題も分解すると次のようになります。
「They will have a trip」 → 「彼らは旅行をするつもりです」
「three times」 → 「3回」
「their holiday」 → 「彼らの休暇」
そうなると「休暇中に」の「中に」という語が足りないと分かります。
この「中に」という語は「〜の間に」という意味になりますね。そうなると上の問題で出た「for」かなと思うかもしれませんが違います。
上の問題では「〜の間に」という語の後ろには“数字”が来ていましたね。このように数字が入っている場合は「不特定の期間」をあらわすことになり、「for」を使います。
しかしこの問題の場合には後ろに「their holiday」(彼らの休暇)という語が来ています。
このような「言葉」で書いてある場合は「特定の期間」となり、forではなく「during」という前置詞を使います。
「during their holiday」 → 「彼らの休暇中に」
正解)
「They will have a trip three times ( during ) their holiday.」
(彼らは休暇中に3回旅行をするつもりです)
解答・解説(4)
4. He's going to master English ( ) a year.
(彼は1年で英語をマスターするつもりです)
はい、この問題はどうでしょうか。
「He's going to master English」 → 「彼は英語をマスターするつもりです」
「a year」 → 「1年」
ですからここでは「1年で」の「で」にあたる語を考えればよいですね。この「で」は「1年以内で」という意味の「で」です。そうなると「〜の中に、中で」という意味をあらわす「in」だと分かります。
「in a year」 → 「1年で」
「in a week」 → 「1週間で」
「in two months」 → 「2か月間で」
のような使い方はよく使われますので覚えておきましょう。
ちなみに「within」という単語があります。
これは「〜以内に」という意味です。これを知っている人はこの単語を使うことも考えるかもしれませんが、厳密にいうと少し違ってしまいます。
「1年で」 → 「in a year」 → 「1年まるまる使って」
「1年以内に」 → 「within a year」 → 「1年かからず、最大でも1年」
ということになりますのでちょっと違うのがわかりますでしょうか。とりあえず「1年で」と問題に書いてあったら「in」を使っておけば間違いないですね。
正解)
「He's going to master English ( in ) a year.」
(彼は1年で英語をマスターするつもりです)