中3英語 練習問題 関係代名詞を入れる問題 part4

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関係代名詞の練習問題 関係代名詞を入れる問題 part4

ここのページは関係代名詞を入れる問題 part3の続きです。

 

次のカッコに適切な関係代名詞を入れて文を完成させなさい。

 

Do you have a friend (   ) mother is a doctor?

解答・解説

Do you have a friend (   ) mother is a doctor?

 

はい、ではこの問題です。

 

この問題でもまずは後ろにきている語を確認してみると「mother」となっています。

 

「mother」は「名詞」ですから「所有格」となり、そうなると使う関係代名詞は「whose」となります・・・・が、前回の関係代名詞を入れる問題 part3の続きの話をしていきます。この問題をもう少し考えてみましょう。

 

今、「mother」は「名詞」といいましたが、「mother is」で「主語+動詞」とも考えられませんか?
そうなると「目的格」となるし・・・。

 

つまり、

 

「mother」 → 「名詞」 → 「所有格」 → 「whose」
「mother is」 → 「主語+動詞」 → 「目的格」 → 「whom(who)」

 

このように選ぶ関係代名詞が変わってしまうので、どっちと考えたらよいのか迷ってしまいませんか?

 

 

それではここで見分け方をお話します。

 

 

この違いを理解するには「2つの文を関係代名詞を使って1つにする」というお話を以前にしましたが、そこが分かっていないとダメです。

 

この問題文は今、関係代名詞を使って1つになっていますが、元の2つの文に戻してみるとこうなります。

 

「Do you have a friend (   ) mother is a doctor?」

 

    ↓

 

「Do you have a friend?」 (あなたは友達がいますか)
His mother is a doctor.」 (彼のお母さんは医者です)

 

今2つの文に分解してみました。
ここでは2つ目の文の最初に「His」という語が出てきましたね、これは上の文の「friend」と同じ人を表す代名詞です。

 

上の文では「友達」としか言っていないので男か女か分かりません。ですから「Her」としてもかまいません。ここでは説明していく上でどちらでも同じですからとりあえずは「His」で話を進めていきます。

 

ここで思い出してもらいたいのが「2つの文を1つにつなぐときのルール」です。

 

手順1:共通の部分に線をひく(このとき片方は代名詞)
手順2:代名詞から使う関係代名詞を導く

 

    ・ 
    ・

 

というのがありましたよね。
この手順2で線をひく語が、この問題だと「His」ということになります。

 

そして「His」 → 「彼の」 → 「〜の」 → 「所有格」 → 「whose」

 

このように考えて所有格の「whose」という答えを導きます。
だからこの問題ではたとえ見た目で「mother is」が主語+動詞にみえても、そうではなく所有格の「whose」だと分かるのです。

 

最初はこんな風に考えるのに時間がかかると思います。私もそうでした。

 

でも少し練習すればすぐに慣れてきます。
ちなみに関係代名詞を入れる問題 part3の2番の問題でも同じように考えていくと分かります。ちょっとみてください。

 

「I met a girl (   ) hair was very short.」

 

    ↓

 

「I met a girl.」 (私は女の子を見ました)
Her hair was very short.」 (彼女の髪の毛はとても短かった)

 

問題文を2つに分解すると上のようになります。
そして2つ目の文の「Her」という語が登場することになり、あとは先ほどの話と同じで所有格になるということです。

 

 

わかってきましたか?

 

 

ここまで話すと逆に 関係代名詞を入れる問題 part3の1番の目的格だった問題も実は所有格じゃなかったのかな?なんていう疑問も出るかもしれないですね。

 

では1番の問題も2つに分解して考えてみるとこうなります。

 

「Tomoko is a kind girl (   ) everyone likes.」

 

    ↓

 

「Tomoko is a kind girl.」 (トモコは親切な少女です)
「Everyone likes her.」 (みんなは彼女が好きです)

 

このように2つの文を作ることができます。ここでも「her」という単語は出てきていますが、これは「〜を」という意味の目的格の「her」です。

 

「Everyone likes her.」の「likes」を「〜を好む」と考えれば分かるでしょう。

 

「Everyone likes her.」
(みんなは彼女を好む)

 

そうなると「her」という代名詞が「目的格」なので、使う関係代名詞も目的格となります。この説明が分かりずらい場合は次のように考えてください。

 

「her」 → 「彼女を」 → 「〜を」 → 「目的格」 → 「whom(who)」

 

なんとなくでも理解できましたか?

 

「でも毎回毎回こんなことを考えないといけないの?

 

これは私が生徒に教えていてよく言われることです。
正直、「毎回考えて」といいたいところなのですが、そうなると時間がかかって間に合わなくなるということもあります。

 

 

ですから次のように考えるように教えています。

 

 

関係代名詞の後ろの単語の前に「your」とか「my」をつけてみて。
それでおかしくなければ「所有格」
もしもおかしければ「目的格」だから

 

このように言っています。
どういうことか、前回出した問題も含めて実際の問題で説明してみましょう。

関係代名詞の所有格と目的格の見分け方

1. Tomoko is a kind girl (   ) everyone likes.

 

この問題では後ろに「everyone」がきています。
この「everyone」の前に「your」や「my」がつけられますか?
「your everyone」 → 「あなたのみんな」?

 

 

おかしいですね。

 

 

ということはつけられません。
だったらこれは「目的格」と考えます。

 

実際に「everyone likes」は「主語+動詞」になっているので「目的格」のルールになっていますね。

 

 

2. I met a girl (   ) hair was very short.

 

2番の問題ですが、この問題では「hair」という語がきています。
この「hair」の前に「your」をつけると「your hair」(あなたの髪の毛)となって特におかしくないですね。

 

ですからここでは「hair was」となって一見「主語+動詞」のように見えますが「所有格」だと考えます。

 

 

3. Do you have a friend (   ) mother is a doctor?

 

3番の問題も同じです。この問題では「mother」という語がきています。

 

この「mother」の前に「your」をつけると「your mother」(あなたのお母さん)となって特におかしくありません。

 

ですからここでは後ろに「mother is」が「主語+動詞」のように見えますが「所有格」だと考えます。

 

 

これで分かりましたか?

 

 

このように考えると間違えずに百発百中で正解するようになります。
ぜひこのほかにも問題を解いてみてください。




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